東京の1月:東京人の東京観光 - 東京生まれ東京育ちな東京人による東京再発見の為の東京観光名所 風景写真体験記

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東京人の東京観光

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浅草寺本尊示現会

浅草寺 本尊示現会(ほんぞんじげんえ)

浅草寺 本尊示現会

毎年3月18日を中心に浅草の浅草寺で行われる浅草寺本尊(観音様)の示現会(じげんえ)です。“示現”とは「この世に現れた事」を意味し、示現会はいわば観音様の誕生日会といったところ。浅草の街が浅草寺を中心に発展してきたならば、その浅草寺は本尊の示現を起源として出来たお寺。そうすると、この浅草寺本尊の示現は浅草の街の誕生とも思えてきます。

本尊の示現日が18日である事から、この行事の準備は前日の17日から始まります。夕方、浅草寺の隣の浅草神社に祀られている三人の御祭神が神輿にうつされ、参道を通って浅草寺正面から堂内へと担ぎ入れられます。これが「堂上げ」と呼ばれる行事で、たくさんの松明や提灯の明かりに照らされる中を三基の本社神輿が列をなして進み、浅草寺正面の階段を上がる場面はとても力強く迫力があり神秘的。堂上げの後はその後16時間ほど堂内に安置される為、お寺の中に神社のお神輿が三基並ぶという、特殊で豪華な光景がみられます。

翌日午前中には諸行事が終了し、神輿は浅草寺堂内から担ぎ出されます。これが「堂下げ」と呼ばれる行事で、その後は浅草寺をほぼ一周し、境内脇の二天門から外へ出て、浅草の街を移御し、浅草神社へと戻ります。また、本尊示現の際に金の龍が舞い降りたという浅草寺縁起に因み、長さ15mの金龍による舞が奉納されます。浅草寺が「金龍山」という山号を持つのはこの縁起が由来のようです。

浅草の三社様(浅草神社)というと5月の三社祭の方がとても有名で規模も大きいですが、同じ本社神輿が三基出る行事としてはこちらの行事は起源にまつわる点で重要な行事と言えそう。尚、浅草寺の縁日は毎月18日とされていますが、その根拠が本尊の観音様の示現日で、この“浅草寺本尊の誕生日”である3月の18日が一年で最も大切な縁日である事は間違いないでしょう。ちなみに、年末の12月に浅草寺境内で開かれる羽子板市は“納めの観音”と言われ、この市の期間にも18日が含まれています。実はこの羽子板市は浅草寺縁日に境内で開かれる市での売り物の一つが発展した結果のようです。

浅草の街が燃える三社祭は5月の初夏。桜の開花直前の本尊示現会のこの頃、早くも浅草は活気づき始めます。

行事日程 17日は午後6時頃から堂上げの準備が始まり、18日には午前中には堂下げが行われ、続いて金龍の舞いが行われる。
URL 浅草神社 / 浅草寺 / 浅草観光連盟
交通
<電車>
東京メトロ銀座線「浅草」駅下車、徒歩すぐ。
駐車場 雷門前に公共の地下駐車場がある他、各所に小さなコインパーキングが点在する。
おみやげ/名物/名産 雷おこし
その他の情報 ■観音様の示現日(誕生日)は推古天皇三十六年(628)三月十八日。檜前浜成・竹成(ひのくまはまなり・たけなり)の兄弟が隅田川で投網漁をしていたところ、投網の中に聖観世音菩薩尊像を発見。その処理の相談を受けた土師真中知(はじのまつち)は聖観世音菩薩の尊像を槐(えんじゅ)の切り株に安置。この二人の漁師と土師の三人が御祭神として現在の浅草神社に祀られている。■金龍の舞は、「寺辺に一夜にして松が千株ほど生じ、天より金鱗の龍が降った」という縁起話に因んで奉演され、金龍山浅草寺の名の由来になっている。■仏像を発見した漁師兄弟は今の駒形堂辺りから上陸した。
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