レインボーブリッジを徒歩で渡る
東京お台場のレインボーブリッジは歩いて渡ることができます。車やオートバイや新交通“ゆりかもめ”しか通行できないと思われがちですが、実は人も徒歩で、無料で渡る事ができます。通路からは東京港の様子が遮るものなく高所から臨めるので絶景です。
歩いて渡れるが自転車に【乗って】渡ることはできない。
お台場のレインボーブリッジは封鎖はできませんが歩いて渡れます。元気があればレインボーブリッジも歩いて渡れる。スゴイですよね!これだけ大きな橋なのだから自動車や電車しか通れないのかと思ったらちゃんと歩道も付いているんです。しかし、自転車に【乗って】の通行はできません。専用のキャスター付きの台車を付けて手押しでの渡橋ならば渡れますが、乗って運転しながらの渡橋は禁止されています。あれだけの大橋なのにどうして?と思うかも知れませんが、現地に行ってみればわかります。一見、自転車で走行しても問題なさそうな幅の立派な歩道があるからイイじゃないかと思うかも知れませんが、橋の中ほどに行くと人がすれ違うだけで一杯一杯な幅が延々と続き、車道との境は腰ほどの高さのガードレールだけ。その向こうではダンプやらトレーラーやらといった大型車両らがそれはそれはスゴイ勢いでビュンビュン走っているんです。その様子は時に殺人的。まさしく、「通る為」だけに作られたいわゆる産業道路の如くで、体温ある生身の動物が立ち入る世界ではないとさえ思えます。
自転車で通るには歩道はちょっと狭いし、車道を通るには坂道続きでノロくなるだろうし芝浦側には大きなループがあるし、無理に歩道を通ってどこかに接触でもしてバランス崩し、ガードレールを越えたりしたら危険どころか轢かれてしまうでしょう。橋は真ん中部分が上がっていて、橋のどちらから渡っても最初は長い上り。思うに、建設当時に自転車での渡橋が想定されていなかったのでは?
そういうわけでレインボーブリッジは、車/電車/バイクは乗って渡れるし、徒歩でも歩いて渡れるけど、自転車は現地で渡される台車でロックして降りて押して通らなければならない橋なのです。
渡り方
芝浦側からではまずエレベーターで7階に昇り、お台場側からではまずスロープを進みます。自転車持ち込みの場合は、芝浦からは南側の通路(サウスルート)を、お台場からの場合は北側の通路(ノースルート)の一方通行で、逆進は禁止です。エレベーターのある施設屋内にはトイレ・自販機があります。数は少ないものの、ベンチ付きの休憩できる場所もあります。
感想
レインボーブリッジを渡ってみての感想ですがうーん・・・、確かに景色はスバラシイと思いますが、あまり長居はしたくないところかなと。前述の通り、車道との境は簡単なガードレール一つだけなのでダンプやトラックをはじめ、超大型車がものすごい勢いで走ってきて風を飛ばすし、橋の継ぎ目を踏み越える時のガガン!といった大きく鋭い金属音は身に響きます。さらには交通量が非常に多く、当然、空気がイイわけでもないし、夏場などは汗をかいて真っ黒になりそうなカンジ。居心地といったらとてもじゃありませんが良いところではありません。そういう訳で、渡橋はまあ一度体験すればいいかなといった感想です。
現地の様子と景色
橋を支える主塔部には、ベンチ付きの展望休憩所(?)が設置されています。ここは出っ張っているのと金網が無いので、東京港見物には最高にイイ場所でしょう。むしろ絶景です。南側には、海上の孤島になっていて立ち入りできない第六台場や砲台跡のあるお台場公園、その向こうのお台場海浜公園やフジテレビ社屋や複合施設の景色が、北側には、東京タワーや東京スカイツリー、晴海ふ頭公園や晴海客船ターミナル、東京港付近に立ち並ぶビル群が見えます。ただ、風がある寒い時期の場合はかなり身に応えるでしょう。
オススメの楽しみ方
- 往復する
- 南北両側、それぞれ独特な風景が見られるので、お台場側から入って往復することで両側を体験し、お台場の複合施設で食事をして帰路につくというのが最も良いのでは?お台場側ならば入り口すぐ前に大きな駐車場もあるし、海浜公園にはベンチ等の設備や台場公園があり、暖かくて風がなければ敷物を敷くのにも丁度良さそうです。
- 時期は?
- 春か秋の涼しい時かちょっとだけ暖かい時期が適期でしょう。冬だとクソ寒く、夏だと汗に排気ガスが混ざって不快です。
- 時間帯は?
- 日中は遠くが見通せて何があるかがよくわかるし、日没後には夜景がきれいです。日中から日没にかけてが理想的でしょう。因みに、富士山が見えるポイントがあります。
その他
レインボーブリッジは歩くと渡橋時間は20分くらいか。風景ばかりみていたのでだいたいですが、もちろん無料。お台場側に一ヶ所だけ南北の連絡道があるものの、その他の場所では逆側には渡れません。雲がなければビルの谷間に富士山も見えるようです。(お台場海浜公園の端からも見る事ができます)
基本情報
入場可能時間 |
ただし、休場日は全閉となります。 |
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休場日 | 毎月第3月曜。ただし、祝日に当たるときはその翌日 |
通行費用 | 無料 |
交通 |
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駐車場 | 芝浦側には入り口付近にコインパーキングが、お台場側には大きな公共駐車場あり。s-park |
周辺情報 | 竹芝側入り口は商業施設等はほぼ皆無。お台場側には都内でも最たる複合商業施設があり極めて賑やか。出入り口付近には弁当や飲食物が購入できるコンビニ等は無いので、各自事前に準備すべし。 |