浜離宮恩賜庭園 菜の花
東京都心部というと広大な菜の花畑が作れるような場所などまず期待できない訳ですが、そんな都心部のしかも一等地にある浜離宮恩賜庭園では毎年春になると広大な菜の花の群生が見られます。
場所は正面入り口から入って正面といったところ。堀にかかる橋を渡るとすぐ目の前に現れます。広い畑一面に黄色い菜の花が咲き広がり、それを貫くように通路が作られています。
見所は、(好みもありますが)花畑の最も海側の端から見る風景。菜の花畑の背後に汐留の巨大な高層ビル群が聳えるように建っていて圧巻です。そのビルの上階にある展望スペースからは逆に黄色い花畑が見下ろせるので、退園後に寄り道していくのも楽しいでしょう。飲食店もあります。
秋になるとこの場所はコスモス畑になります。その他、浜離宮庭園は梅や桜の名所としても知られています。こういった『花』の季節にはライトアップや音楽演奏といったイベントが開催され、通常の入園時間が延長され、普段は味わえない夜の浜離宮恩賜庭園が楽しめます。
花の群生を堪能したら都内ではもはやココだけになってしまった潮入りの池の見物をオススメします。これは海の干潮・満潮による水位差をそのまま池に反映させて、その時々の潮位による風景の変化を楽しむといった味わいを加味した池で、海側に一カ所ある水門から海水を取り入れています。この水門付近の様子は干潮時と満潮時とは全く違うほど変化に富んでいます。
開園時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
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休園日 | 年末年始(12月29日~翌年1月1日まで) |
入園料 |
一般及び中学生300円 |
みどころ・施設 | 園内で最も大きな汐入の池に抹茶が飲める茶屋がある(500円)。ここはかつて明治天皇と米大統領が会見した場所で、その模様を描いた絵が飾ってある。 |
駐車場 | 当園付属の駐車場は無いが、すく近くに地下の大きな公共駐車場がある。 |
周辺情報 | 園内から水上バスが発着している。築地場外市場は堀を超えたすぐ北隣で徒歩圏内。汐留の高層ビル群も近く、上階の展望窓からは庭園全体が見渡せる。 |