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深大寺 だるま市

毎年3月3・4日は深大寺 だるま市

毎年3月の3・4日に東京都調布市にある深大寺境内で開かれるだるま市はすでに300年以上続いていると考えられており、日本三大だるま市と言われ、たくさんの客で混雑します。

だるまが売られるのは本堂前の広場。茅葺(かやぶき)屋根の山門をくぐるとすぐに、所狭しと並べられ積み上げられた大小様々なたくさんのダルマが目に入ってきます。すぐに寄っていきたくもなりますが、まあ、まずは本堂にいってお参りをしてきましょう。

ダルマの購入

露店で売られているダルマは大小様々で、大きなものほど売価は高いはずでしょうが、盛大に大きなものを買えば良いというものではないでしょう。購入後の置き場所や扱い方によって決めると上手いと思います。また、よく見て歩いていると顔の形や表情が露店によって異なる事に気が付きます。そこは自分の感覚やセンスとの相性で決めてはいかがでしょう?それと、色も赤だけでなく、青や黄色や緑や紫やピンクやオレンジなど多く、模様やデザインも多種多様です。お参りをしたら、まずは境内の露店を一通り見廻ってから判断できたら最良でしょう。

ダルマの開眼

購入したダルマは深大寺の場合、元三大師堂(がんさんだいしどう)の前に開設された『だるま開眼所』にて深大寺の僧侶から直々に目を入れてもらうのだそうです。これはダルマの左目に、ものごとの始まりを意味する梵字の『阿』の字を書き入れるという深大寺独特の形式で、一年後、心願叶ったダルマの右目に、ものごとの終わりを意味する『吽』の字を入れ、感謝の意を込めてお寺に納めるんだそうです。両方合わせて『阿吽(あうん)』です。目を入れたら次に、元三大師堂内の護摩壇に灯されている本尊の元三大師さまの智慧の火に、阿字が入ったダルマを一体一体僧侶がかざして魂を入れ、だるまの開眼は完了らしい。

だるま市後の楽しみ

お参りや見物、だるまの購入・開眼が済んだら主用は終了にて、一休みしましょう。深大寺周辺は武蔵野の面影残る緑と水に加え、江戸時代にその名を高めたという蕎麦屋や独特の風情ある茶屋がたくさんあります。土間や土の地面では焚火が焚かれて、焼けた木の香りは近年の都心では体験でき辛いものになりました。少々体力が必要ですが、階段を昇った先の高台にある和風露店茶屋(ジャパニーズオープンカフェ)もあるので、折角のこの機会に是非オススメです。

他、水車小屋があったり、すぐ隣は神代植物公園なので、足を伸ばすのも面白いでしょう。門前からちょっと歩きますが、温泉施設もあります。

交通
電車
新宿駅から京王線急行で2駅目の調布駅からバス。
バス
JR中央線・つつじヶ丘、調布駅からバスが出ています。
■甲州街道(国道20号)・つつじヶ丘交差点を曲がると神代植物公園通に入る。以後、道なりに進むと駐車場へ。■甲州街道(国道20号)・下布田交差点を曲がると三鷹通りに入る。道なりに進み、五差路交差点左折すると駐車場へ。■甲州街道・交番前交差点を曲がると武蔵境通りへ入る。植物公園北を右折すると神代植物公園・駐車場方面へ。
地図 深大寺 google map
公式・参考サイト 深大寺 / 鬼太郎茶屋 / 調布市観光協会
駐車場

■深大寺正面入り口付近に私設駐車場:\800/日。■神代植物園の駐車場は24時間営業。

駐輪場

深大寺通りに入ると看板がでている。深大寺小学校横の不動堂付近にも指定がなされる。神代植物園深大寺門付近にもあり。

周辺情報

■境内周辺にとても風情のある蕎麦屋や茶屋が多くあり。入口付近に調布市出身の水木しげるさん関連の『鬼太郎茶屋』あり。コンビニは見られない。■深大寺温泉 ゆかり■神代植物公園■調布駅北口のロータリー周辺にお馴染みの商業施設やチェーン店が多数あり。ゲゲゲの鬼太郎キャラクターの飾られている天神通り商店街が古くからの地元商店街の模様。

注意

■調布駅からのバスはけっこう混雑します。■深大寺もその周辺の土地も高低差があり、坂や階段をよく使うので、広く歩きまわるならハイヒールのような履物は適さないでしょう。また、文句言う人はいないでしょうが、ベビーカーの使用も適していません。

その他

■日本三大だるま市は、静岡県富士市の毘沙門天大祭だるま市、群馬県高崎市の少林山七草大祭の「高崎だるま市」、深大寺のだるま市らしい。■京王線深大寺駅で降りるとだるま市の案内が各所に出ています。■深大寺前の通り(深大寺通り)や神代植物園の通りには桜並木が見られるので、4月の桜開花の季節も良いでしょう。■秋の深大寺そばまつりは11月終わりから12月はじめにかけて開催される。そば守観音供養祭の為で、そば守観音献上そばが有料で味わうことができる。深大寺の紅葉はもみじの紅葉が大変よく楽しむことができる。