ゴールデンウィークの江ノ島
ゴールデンウィーク期間中の江ノ島本島巡りは、午前中からまるで初詣の明治神宮か浅草寺くらいに弁財天参道が混雑します。江ノ島に渡る弁天橋では、歩道は来島の歩行者で、車道は駐車場の空き待ちの車列で渋滞するくらいで、晴天ならば強い日差しの中で長時間待つことになり、この期間中の来島はもはやオススメできません。江ノ島の方によると、江ノ島が一年で最も混雑するのがGWなんだそうです。今年行くならGW明けに、来年ならGW前の4月中がオススメです。(2024/4/28)
江ノ島は、海あり山あり富士山の展望あり味覚あり釣りや磯遊びありの歴史ある景勝地。間違いなく単独でも家族でもカップルでも丸一日楽しめるところで、『山なら高尾山、海なら江ノ島』といった印象。島には新緑が映え、富士山はまだ頭に雪をかぶっていて、気温は涼しく過ごし易いシーズンです。
江ノ島の弁財天は日本三大弁才天(弁財天)とのこと。他の二つは滋賀県竹生島・宝厳寺と広島県宮島・大願寺だそうで、江ノ島は三つの中で最も東京に近いところになります。神社の構えもさすがは海に囲まれたお宮だけあって竜宮城のような門構え。急な崖に建てられているので、参道は『く』の字に曲がった階段になっており、島内の通路は展望灯台のあるサムエル・コッキング苑や展望広場付近を頂に昇り下りとアップダウンが続き、急な階段が多く見られます。まさに階段の島。その為、階段のすぐ隣にはエスカレーター(有料)が設置されています。
古くから時の権力者や明治の元勲、修行者や風流人らの関心を集め、島内にはその跡や碑や伝承がいくつもあります。それだけの名所・景勝地である証と言えるでしょう。
島の西側からは海越しに富士山を遠望することができ、茶屋で一服しながらのひと時は至福です。夕日の名所でもあります。
◎名物!生しらす丼◎
鮮度が命でその日に獲れたものしか使えず持ち帰りができない『生しらす』は、当地に来た人でしか味わえない名物。是非、味わって帰りたいもの。しかし、島内と江ノ島近郊の海岸沿いの海鮮食堂の多くで食べられるが、近年のメディア報道の影響でどこの店でも1時間待ちの行列ができます。
とても役立ったもの(持ち物)
この季節、晴天時にはとても暑くなり、熱中症注意のニュースがよくみられます。日傘は混雑の中では不便なので、ツバ付きの帽子を持参しましょう。現地でも売られています。サングラスもとても快適です。海辺で風が予想できるので、雨対策にも傘よりも雨着がお勧めです。
ゴールデンウィーク(GW)期間中は激混みする
島内飲食店の方によると、ゴールデンウィーク期間中は江ノ島が一年で最も混雑して忙しくなる期間なんだそうです。この期間中は午前中にして島に渡る弁天橋では歩道は来島者が押し寄せ、車道では駐車待ちの車が橋の入口から列を作ります。こうなると島内はもはや飽和状態で、参道から終点の洞窟まで足を休めるところも食事するところも得るのが難しいくらいの人密度なので、心身の休養目的ならばこの時期の訪島はオススメできません。GW明けに行くか、来年のGW直前を今から予定しましょう。現地でしか味わうのが難しい生しらすは4月から漁が解禁(1月~3月が禁漁期間)になり、メニューが提供されます。
2024 | 干潮時に島と対岸の浜が地続きになる「トンボロ現象(イタリア語で「陸繋砂州(りくけいさす)」の意)」に合わせ、藤沢市観光協会が江の島北緑地広場の護岸に仮設階段を設置。トンボロ現象は9月までの新月または満月の干潮時のみに現れる。 |
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休園日 | 基本的に出入りは自由っぽいが、いくつかの緑地帯には時刻制限がなされている。要するに日中のみの利用。 |
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入園料 | サムエル・コッキング苑(展望灯台)450円 / 岩屋500円 |
みどころ | 江島神社・辺津宮 / みどりの広場(展望所) / 江島神社・中津宮 / 亀ヶ岡広場(展望広場) / 江ノ島展望灯台 / 江島神社(奥津宮) / 展望茶屋・魚見亭 / 稚児ヶ淵 / 江ノ島岩屋と周辺の磯 |
オススメの楽しみ方 | 季節はまだ冷気が多少残る春先から初夏の晴天時が良さそう。展望灯台からの遠望が利き、島の西側には海越しに富士山が見られる。島の太平洋側からも富士山が見える。 |
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交通 |
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周辺情報 | 片瀬江ノ島駅前の広場にコンビニ・マック・釣具店あり。観光案内所では江ノ島の絵地図がもらえます。江島神社参道に郵便局ATMあり。江ノ電・江ノ島駅までの洲鼻通り沿いには昔懐かしい射的やボールゲームを扱った本格的な店がありオススメ。 |
おみやげ 名物 |
サザエの壷焼き・焼きはまぐり・江ノ島丼・江ノ島そば |
お得情報 | 新宿から小田急線で往復する場合は江ノ島・鎌倉フリーパス購入で江ノ島水族館・エスカー(島内巡り用エスカレーター)・展望灯台・岩屋で割引適用。小田急線各駅の自動発券機で購入可能(一部非扱い)。 |
その他 | 五月の連休が最も混雑するとのこと。よって、そのちょっと前がよい時期。島へ渡る橋の横の砂地と島最奥の磯地で釣りがなされている。島は西側(稚児が淵側)と東側(ヨットハーバー側)から太平洋側へ出られるが、海沿いをずっと一周は不可かと。洞窟へと続く幅4mほどの海の回廊に遮られており、高さもあるので干潮時でも無理。Cの字でなら一周することは可能。展望灯台には屋内の他、屋上がある。 |