照姫まつり
毎年、新緑の映える4月の日曜日に練馬区の都立・石神井公園付近で開催される武者行列まつりです。当時この地を治めていた武将一族の伝説が起源で、長さ120m総勢100名のボランティアによる武者行列が再現され、石神井池付近から西武池袋線・石神井公園駅までを練り歩きます。
伝説とは、室町時代にこの地を治めていた豪族・豊島泰経が宿敵・大田道灌に破れ、石神井城のほとりの三法寺池に身を投じると、その奥方や次女とされる照姫もまた後を追って入水したとの話。まつり当日は駅から石神井池付近までの公道では交通規制が敷かれ、沿道の商店や石神井公園内にはたくさんの露天が出店され、たいへん混雑します。
武者行列は正午に出陣式が行われ、午後1時過ぎに石神井池を出発。石神井公園駅や商店街を巡った後、再び石神井公園へ帰還。出陣式が行われた野外ステージで帰還式が執り行われ終了します。
「練馬まつり」 と並ぶ練馬区内の練馬区主催の大きな祭りです。すぐ隣の三法寺池は木道が設置されたまさに区内の尾瀬といった風情で、ここが東京都内だということが信じられなくなるほど自然味豊かで静かな池です。この時期の会場は気温はほどよく暖かく、木々は芽吹いて新緑の緑が鮮やかになります。
みどころ・施設 |
照姫や豊島泰経・奥方の乗る輿とその前後の武者行列 / 石神井池の広場に出された東西の露天 / 2010年3月に開館した ふるさと文化館 / 三法寺池の木道とその周辺 / 三法寺池敷地内の茶屋・豊島屋 |
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オススメの楽しみ方 | 駅から石神井公園までの商店・露天でビールが安く売られていた。ここで仕入れていくのが最も安上がり。午前10時の時点ではまだ野外ステージの見物客はまばらでした。武者行列は出陣式が正午で出発は13時過ぎなので、午前中に露天や公園、ふるさと文化館や三法寺池を散策するのもよし。三法寺池敷地内にただ一軒ある茶屋・豊島屋は古くて懐かしい茶屋風情があって利用したくなります。 |
交通 |
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駐車場 | 当所付属のものはあるようだが、まつりの日には臨時バス駐車場になり、使用不可能。駅の逆側に「ピアレス駐車場」なる駐車場の掲載がパンフレットにあり。 |
周辺情報 | 表門入り口から通りを挟んだ向かい側にコンビニあり。 |