巾着田で曼珠沙華まつり

◆記念写真は通路ではなく、混雑していないところでしませんか？奥の川沿いに良いところがあります。

東京でも彼岸花が満開になる9月の中頃、埼玉県日高市の巾着田公園では、赤い曼珠沙華まんじゅしゃげ（彼岸花ひがんばなのこと）の群生が開花し、多くの見物人が押し寄せて混雑が始まります。

この群生地である『巾着田きんちゃくだ』は特異的な地形をしていて、地図をみればわかる通り、まさに巾着の形に川が流れています。曼珠沙華の群生地はその南側から東側にかけての川沿いの二カ所にあり、一斉に咲いた時の景色は圧巻です。近年ではインターネットで開花の進行状況がリアルタイムでわかるようになり、多くの人が『見頃』の時期に集まるようになった為、普段は人の姿もまばらな西武池袋線・高麗駅のホームや駅前は集まった大勢の見物客らで混雑します。

日照等の関係からか、早咲きと遅咲きとがあるので、混雑を避けるならば土日を避け、萎んだ花の少ない早咲きの時期を選ぶのがよいでしょう。

群生地が広大な場所なので、最も混雑する時でもさほどの強いストレスにはならないでしょう。祭り期間中は仮設テントの露店が設置されて飲食物は買えるし、常設ベンチや東屋や芝生の地面もあり、休憩するにしても場所が無いという事もそうはないと思われます。ただし、雨が降ると雨宿りできる場所は【かなり限られる】ので、天気予報を注視し、雨対策をするが憂いなしでしょう。また、川遊びの名所でもあるので、川遊びの準備と格好をしていけば更に楽しめます。日差しが強い日ならば、ツバ付きの帽子があるととても役立ちます。

オススメ

■弁当・水筒は持参をオススメ

弁当は持参するか、住居の近くで購入する事をオススメします。現地が空いていればまだ良いのですが、高麗駅までくると買えるところは駅前に出る小さな臨時の売店か途中の民家、巾着の“首根っこ”のコンビニか現地のテント販売しかなく、そのテント周辺は埃っぽいので、川辺で食べたいと思うとまた長い距離を歩くし、食事時には大混雑するからです。

■川に入れる服装と用意を

彼岸花の群生だけでなく、川遊びも十分に楽しめるし、その川も巾着田の上流と下流とで石の大きさも深さも違います。最上流部には堰（せき）もあってスリルが楽しめるでしょう。短パンと川遊び用のすべりにくい履物、着替える際に使うバスタオルなど持参できたらよりアクティブな楽しみ方ができるでしょう。

■雨の日は

2016年は複数の台風が次々と日本列島を通り、曼殊沙華シーズン直前の巾着田では川が増水し、ドレミファ橋が水没したようです。それでも園内は見物ができるが、道がぬかるむので防水系の靴が向いているでしょう。食事は河原が不向きになるので仮設の大テント内になりそうです。

■報じられる前に

テレビやネットで報じられると混雑します。マイカー利用の場合は駐車場が満車になり空き待ちになるし、その出入り口付近の道路（県道15号　川越日高線）が渋滞します。よって、メディアで見頃や満開が報じられる前に楽しめたら最良です。

その他

■西武池袋線の高麗駅から巾着田までの間では、道沿いの農家の方々が簡易露店を出すが、その開店はだいたい午前9時頃からなので、その頃に現地に到着できたら満喫できるでしょう。■川の上流よりも下流の方が河原の石が小さいので、敷物を敷いて座るのに痛くない。■春の菜の花、桜の季節も素晴らしいでしょう。■自転車、ロードバイク置き場は常設駐車場内にあり。■公園管理事務所前に現地にしか売られていない「狭山茶」のペットボトル自動販売機がある。■この季節は栗が実る時期。マイカー利用の場合は道中で農産物の直売が見られる。日高市はこの時期、栗の収穫のシーズン。■彼岸花というだけあり、曼珠沙華が開花する時期はお彼岸の墓参りの時期。

ページ更新日： 2024-10-03