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豊洲市場のマグロの競り市を見学する

豊洲市場のマグロの競り市を見学する

開場日(開市日という)・休業日にご注意!豊洲市場の休場日(休市日という)には豊洲市場はもちろん、築地場外市場も軒並み休業するようです。主に日曜日と水曜日は休業日ですが、それ以外の日に休業することもあるようです。休場日に行っても豊洲市場には入れないしそれに連動する飲食店や物販コーナー、築地の場外市場も全く楽しめず、せっかくの早朝の予定が水の泡になります。

豊洲市場の最大の見どころはやはりマグロの競り市でしょう。豊洲水産卸(おろし)市場には、予約しなければ入場できない見学デッキと予約なしでも入れる見学通路があります。早朝、場内にはたくさんの冷凍マグロが並べられ、競りが始まるまでの間、仲卸(なかおろし)事業者がチェックする様子が見られます。踏み台の上に乗った競り人が振り鳴らす鐘が競り開始の合図。競り人の周囲に集まった仲卸人らとの間で競りが始まります。競りは午前5時半くらいに始まり、それから1時間余りで終了するようです。

競りを見学し終えた人たちはその後、既に開店している飲食店や水産仲卸市場の物販コーナーや飲食店、青果売り場を見物するのがパターンでしょう。9時からは施設外に設置されている大江戸場下町という物販飲食施設も始業します。

見学後の楽しみ - 築地場外市場へ -

豊洲のマグロ競り市見学後の楽しみとしては同じ豊洲市場内の飲食店と物販コーナーが最も近いのですが、築地場外市場は豊洲市場から車やバスで10分(徒歩だと50分)ほどのところで、早朝にまさに豊洲市場で食材を買い付けた小売業者が朝の通勤通学時間帯には既に店を開け、道行く人に声を掛けます。築地場外市場は朝から開店しているのです。

豊洲の物販と違うのは店の入っている建物が「施設】ではなく街並みで、古いけれども歴史を感じさせられるとても濃い店が並んでおり、品物は安くてボリュームがあり、種類も豊富。店の数もとても多く、活気づいたところに一度足を踏み入れると生きるパワーを感じるでしょう。市場移転から2年が経った2020年現在でも、築地場外市場には訪れた人が満足する力を感じます。飲食店一つをとっても一度で全てを体験するのは到底無理で、多くを体験するには何度も足を運ぶ必要があります。それくらい幅は広く、奥には深さを感じます。

豊洲市場とマグロの競り市を見た後は是非とも築地場外市場へ!卸(おろし)→仲卸(なかおろし)→小売りという品物の流れとそれら各段階の意味を直接目で見て理解することができます。豊洲から築地までの範囲でこれだけの社会勉強になるところは他になかなかないでしょう。豊洲のマグロ競り市を見るならば築地場外市場までをセットで体験する事を強くオススメします。

交通

バス
豊洲市場と築地場外市場とはバスが通っており、豊洲からは新橋行きの都バスが午前6時半頃から運行されています。» 東京都交通局webサイト
最寄りのコインパーキングは築地川第一駐車場です。

★築地の後は?

築地というと、浜離宮恩賜庭園が徒歩10分ほどの圏内です。浜離宮恩賜庭園は東京の旧大名庭園の中でも最高峰の庭園です。築地で朝食を食べて休んだら朝の浜離宮を散策するのは贅沢な案かも知れません。浜離宮からはお台場方面や隅田川を遡って浅草へ至る水上バスが発着しており、さらに都内の旅の範囲が広がります。

あると便利な持ち物

望遠鏡
青果市場で今何の競りをしているのかを見るのに便利。
発砲スチロール製のクーラーボックスと保冷剤
豊洲や築地でおみやげを買って帰る等の時に有効。(言えばもらえるかも)

豊洲市場見物に最も便利な宿泊施設

ホテルJALシティ東京 豊洲

豊洲市場と築地場外市場の違いは?

豊洲は業者の仕入れの為の市場。築地場外は一般買い物客(消費者)の為の市場。

基本情報

開場日・休業日
入場可能時間
東京都中央卸売市場公式webサイトを参照
入場料 無料
みどころ 水産卸市場のマグロの競り、水産仲卸市場と物販売り場と飲食店、
オススメの楽しみ方 マグロの競り市を見学後、水産仲卸市場棟の物販売り場での買い物と飲食店での朝食。車利用ならばそのまま築地場外市場見物。
交 通
電車
ゆりかもめ「豊洲市場駅」下車、徒歩すぐ。
バス
豊洲市場を通る都バスがある。
大江戸場下町横に一般でも駐車ができる駐車場がある。
周辺情報 車利用ならば築地場外市場まですぐ(一般も利用できる駐車場あり)。