新春恒例 東京消防出初め式

毎年1月の仕事始めの日に開催される、東京消防庁の消防出初め式です。

会場は有明の東京ビックサイト（東京国際展示場）。ひな壇型の観覧席が設けられた屋外会場では、諸式典や部隊行進、実際の訓練の様子が解説と共に披露されます。一糸乱れぬ隊列の操練（縦横に隊形を変えながらの部隊行進）や江戸消防記念会による伝統的なはしごのり演技、最新鋭の諸消防車両部隊による行進や、ヘリコプターを使った救助訓練等は大変迫力があり心強く感動的。また、屋外の行事と並行して屋内の展示場内では各消防車両の展示や体験コーナーなどが数多く用意されていて、防災・救難救助・救命に興味がある人には貴重な機会と言えるでしょう。

このイベントの第一の長所はその開催会場。国際展示場の施設は大変大きくて収容力があるので、もし天候悪化して雨や雪が降ってきても容易に温かい屋内に避難でき、飲食店もトイレも充分あって、困る事はまずないでしょう。駐車場も国際展示場のものが使えるようなので、子供から高齢者まで観覧し易い環境が整っています。

出初式の様子はNHKでも生中継で放送されます。多くの体験を積み、よく訓練された署員や隊員たちのキビキビとした姿は活動的で機動力を感じるもので、一年の始めの観覧行事として、とても幸先の良いものと言えます。

屋外観覧席は座席と立見席だけで屋根がなく、風も遮るものがないので、防寒対策は充分に。また、午前中の行事なので、晴天の場合はツバ付きの帽子があると直射を避けられるでしょう。

ページ更新日： 2021-09-19