池上本門寺 満開の桜

東京都内にある五重塔名所の一つ、池上本門寺。東京大空襲の時代も潜り抜けたこの五重塔の前には桜並木があり、五重塔と桜の共演を見る事ができます。

東急池上線池上駅から徒歩で約10分。本門寺の境内は急で長い階段を登った丘の上にあり、桜は階段前の通りからでも多く見られます。

主な桜ポイントは仁王門付近やそれをくぐり出た先の大堂前広場の横、五重塔前の桜並木で、満開の時期には五重塔が見えなくなるくらいになります。

他の桜名所とは違い、ここは満開の時期でも比較的空いているようで、静かさが印象に残ります。同じ寺院でも繁華街に囲まれて年中お祭りな浅草寺や、東京の象徴的な巨大建造物である東京タワーを背景に従えた増上寺との違う点です。最寄駅である池上駅はさほど大きな駅ではなく、駅前商店街からも離れており、境内周辺には関係諸堂が軒を連ねる寺町の風情があります。

平日に寄ったところ、露店はあるものの営業しておらず、境内はとても空いていて広々と参拝や観桜ができました。土日祝日には混雑するのかもしれません。

この季節、さくらまつりが開催され、露天や抹茶が楽しめるそうです。また、本門寺公式サイトではライブカメラで桜の咲き頃が観察できます。

ページ更新日： 2021-09-19