東京再発見!東京人の東京観光

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東京の夏への備え

夏の衣服

夏は日差しが大変強いので、黒や濃い色の服よりも白や淡い色の服が快適です。比べてみるとよくわかりますが、ちょっとした色の違いで感じる暑さは変わり、過ごし易さに差が出ます。また、気温が高いので、風を通し難い素材の衣服より風通しが良く、汗をよく吸いよく発散する素材(吸汗速乾シャツ)がとても快適です。袖の長さは、夏だから半そでを選びがちですが、日焼けや蚊を防ぐ為には長そでが適しています。蚊は、黒い色に寄って白い色は避ける性質があるようです。ジーンズなどのデニム地は通気性や伸縮性から日本では暖かい時期、特に梅雨時の衣服としては不向きのようです。

梅雨時

毎年6月の一か月間ほどは湿度が高くなり、食べ物だけでなく自然素材を使った生活用品もカビ易いので、下駄箱や車内では除湿剤を効かせる事をおススメします。また、梅雨の時期は雨の時期でもあり、夏は台風と共に大雨が降る季節なので、建物の屋根樋の詰まりを点検して解消し、屋根に降った雨がスムーズに排水されるよう、確認をおススメします。大雨が降ると落ち葉が流されて道路脇の排水溝の入り口を塞ぎ水たまりができると、そこを通る車が波を作り、街路樹下に溜まった落ち葉を流し出してしまいます。

打ち水のススメ

夏の東京。真っ青に晴れた日の正午過ぎにアスファルトの地面に手の平を当ててきてください。とても熱くて10秒とそのままを保てません。普段、外出時には靴を履くのでほとんどの人が気付いていませんが、夏の東京の路面ってこんなにも熱くなり、その上をゴム製の靴やタイヤが走ってる。よく溶けませんね。この路面の熱さは日没後もしばらく続き、東京の熱帯夜(ヒートアイランド現象)の原因の一つでしょう。この熱をなんとかならないか?

それが、打ち水です。水を撒くだけの水撒き。しかし、滅多やたらと水を撒くのは上手くありません。まず、①太陽が沈んだ後に、②風呂の残り湯など一度使った水の再利用で撒くのが上手いです。特に、水不足の渇水時の的を得ない打ち水はむしろ問題があり、トラブルを招く事もあるでしょう。最も良いのでクーラー使用時に出る結露水の利用です。気温が高くて暑いほどクーラーを使う傾向にあり、クーラーを使うと必ず出るのがドレンと呼ばれる結露水です。これをすぐに流さず何かに溜めておき、打ち水に使えたら最高です。

打ち水により、これをしなかった時より少々ながら熱い思いをする事を軽減する事ができるでしょう。ただし、その益が得られるのは打ち水をした道路を使う人であって、打ち水した後にすぐに家の中に入るならばとりあえず打ち水をした人にはほとんど益はありません。よって、打ち水は商店街など、多くのお客さんで道路が混雑するような道路で行うのが効果的で有益でしょう。

商店街でやってみませんか?打ち水。頃はちょうど買い物客の数がピークを迎える夕方です。

空調(クーラー)の点検

東京の夏は40度近くになる事があります。空調機器、特にクーラーの調子を点検しておきましょう。ガスが抜けていると思ったように冷却ができずに部屋を冷やす事ができません。フィルターの掃除くらいならば掃除機と洗剤(重曹)だけで簡単にできるので、やっておいた方が効果も効率的です。扇風機よりも換気扇の方が適している場合もあるので、この機会に換気扇の掃除もオススメです。油は暖かい時期の方が柔らかくなるので洗剤もよく効きます。クーラーを使う場合は外との断熱も考えましょう。日本の伝統的な障子や襖(ふすま)は断熱に適しています。

風呂

寒い時季とは異なり、必ずしも体を温める必要はないでしょう。風呂ではなくシャワーで済ませても全く問題ないし、風呂に入るならぬるま湯でいいのです。湯でなく水でもいい。帰宅の際は体が汗でベタベタしているので風呂orシャワーは必ず済ませてから寝た方が気持ちよく寝られるでしょう。

寝床(ベッド)

寝ている時には背中の下(敷布団との設置面)に熱がたまると寝苦しくなるので、そうならないよう、通気の良い寝床を作る事。クーラーはそれを実現した上で使用すると効果的です。なお、就寝の際には気持ちよく寝られるように必ず時前に風呂・シャワーを済ませる事。

家電品の故障

暑くなると、作動時に熱を持つ電化製品でトラブルが起こるようです。扇風機や換気扇のモーターやコンデンサーの不具合や故障、電池電源製品にセットしたままの電池の液漏れとそれによる機械の故障はこの季節に起こり易いようです。使わない電池は取り外し、扇風機や換気扇も使わない時は止めてコンセントも抜いておけたら理想的です。

台風の襲来

毎年の事です。風に飛ばされそうなものやバタバタするものは撤収または修理し、屋根の破損や雨漏りは修理し、雨樋の通りを確認して落ち葉やゴミが詰まっていれば掃除をし、雨の通り道を確保しましょう。周辺道路の排水口が落ち葉やゴミで塞がっていると通る車両により大波が作られ、困った事態になるので、ゴミ取り用具を常備して監視しましょう。