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国会議事堂 衆議院見学


国会議事堂見学 衆議院特別参観(日本国憲法施行60周年記念事業)

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日本国憲法施行60周年記念で企画された、衆議院特別参観の体験記です。

偶然に地下鉄のポスターでその企画を知り、即、参加の予定を立てました。国会議事堂といったら東京都内でも最たる観光名所。はとバスや修学旅行の小中学生の団体も次々とやってきます。ちなみに、筆者は小学生の頃に社会化見学で行ったらしいんですが全く記憶が無ありません。

国会正門から入り荷物検査をして入場。飲み物は持ち込めないそうです。次に国会議事堂のパンフレットと整理券、地図をもらいます。敷地内には入場前の行列スペースや休憩所(スペース)が設けられていますが、参観者が多くて長時間待ちになった場合は整理券に記載の番号呼び出しによる入場制限がかかり、その時に活躍するようです。

国会議事堂前での記念写真は自由にできました。衆議院は議事堂に向かって左側。噴水の前では男女の制服姿の衛士と記念写真が撮れるという企画が開催されていました。コースは議事堂の衆議院玄関左側から入り、2階へ上がります。

二階

最初に見えるのが衆議院議場。一目見てよくテレビで見る場所だとわかります。次は廊下を進んで中央広場へ。あの国会議事堂のとんがり帽子(中央塔)の真下のスペースで非常に豪華な作りをしており、4階までの吹き抜けになっていて奈良の法隆寺五重塔がスッポリ入ってしまう広さなんだそうです。窓と天井にはステンドグラスがはめ込まれ、伊藤博文・板垣退助・大隈重信の銅像が立っています。

コースは巡り、大臣室へ。よく総理大臣を中心に国務大臣が勢揃いする映像を見ますがその部屋です。長年に渡りテレビニュースで見慣れてきた場所が目の前にあるとちょっと感動。「ここなんだ!」 と思いました。しかしそのシーンってドア前から撮影するんですかね?

更に廊下を進み、衆議院議場を覗いてちょっと狭い階段を昇って三階へ続きます。

三階

階段進んで最初の見どころが第一委員室。ここも見覚えのある部屋です。そして廊下を進み、皇族室と天皇陛下の御休所へ。国会開会式当日に、衆参両院の議長と副議長がここで陛下にお目にかかるそうです。部屋の造りは総檜造(そうひのきづくり)の本漆塗(ほんうるしぬり)で、説明によると安土桃山様式の豪華な造りだそうです。

その後はやはり廊下を進み、三階からの中央広間を見物し、出口(中庭=衆議院、参議院両方に一つずつある)へと出ます。

参観者ホール

国会議事堂は普段から見学ができるそうですが、議事堂裏手には参観者ホールなる施設があり、国会の役割や仕組み等の説明板が壁にかけられていました。特別参観期間ということで 速記 の体験企画が催されていました。ここで好きな単語や文章をそのまま本物の速記係の方が速記符号で書いてくれます。これは滅多に出来ない体験が出来ました。

説明 日本国憲法施行六十周年記念事業だが、普段から国会議事堂内の見学はできる。ただし、手続きは参議院と衆議院とで異なる。
時間 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
期間 当記念事業は、2007.5.3~4
入園・入館料 無料

みどころ・施設

国会議事堂正面 / 衆議院議場 / 中央広間 / 大臣室 / 第一委員室 / 皇族室 / 御休所 / 中庭 / 参観者ホール

オススメの参加方法 できるだけ午前中に入るのが良さそうだった。正午には待ち時間30分、1時頃には1時間待ちになっていた。議事堂正面から入って背後に出ることになったが、国会右を通り半周して憲政記念館(無料)の展示が興味深い。飲食店も営業していた。
交通
電車
東京メトロ半蔵門線 / 有楽町線 / 南北線 ・永田町駅下車、徒歩10分くらい。
東京メトロ丸の内線 / 千代田線 ・国会議事堂駅下車、徒歩8分くらい。

駐車場 無し。参観者は高い確率で公共交通機関で来た模様。
周辺情報

国会議事堂の北門方面にある大型バス駐車場の売店は閉まっていた。付近に飲食店は無く、一番近いところで憲政記念館と思われる。国会図書館の上階に飲食施設はあるが、国会図書館に入館するのに手荷物をロッカーに預け、住所氏名連絡先等を登録し、入館する必要がある。それ以前に、飲食する為の図書館入館は本目的外。

国会前庭北地区は洋式、南地区は和式の庭園になっており、国会前の並木通りは歩行者天国になっていた。