二階建てオープンバス
東京タワーの下にくるとタワーは頭の上にあるので、空を見上げるように首を曲げて上を見なければタワーは見えません。ところが、鉄道もバスもタクシーも屋根があるので、そうしたところで上空の景色は見えません。そこのところ、オープンカーには屋根がないので、前横は勿論、頭の上でも見る事ができます。オープンバスはそれをたくさんの人が楽しめるようにしたもの。その名の通りにオープンなまま移動するので、見上げたまま都内の名所の流し見ができるというわけです。
二階建てバスのオープンカー
東京観光に来た方には是非オススメしたい企画です。東京湾や隅田川下りに水上バスというのがありますが、陸上の遊覧船とでもいうべき存在がこの二階建てオープンバス SKYBUS TOKYO です。
呼称の通り、二階建てバスとオープンカーを合わせた特別仕様なバスです。乗車後、まず最初にさすがオープンバスだなあと思ったのが発車直後の風。発車と同時に体験したことのないような風が吹いていきます。これはいつも利用しているバスでは有り得ないこと。一方、帽子や乗車時にもらったチケットやチラシなどが飛ばされないように注意のアナウンスがありました。
このアナウンス。スタッフと案内テープとで要所付近にて解説がなされるんですが、コレがまたイイ! 「へえ~!」 といった感想。みなさん説明を聞きながら各所へと目を向けていました。
席なんですが、私が思うにどこがイイとか悪いとか、損とか得とかといった問題は小さなことだと思います。全席自由席(2005/10)。窓側の方が外がよく見えるんじゃないかと思いがちですが、そもそも屋根が無く、窓側だと窓枠が近い分、却って視野が遮られそうな気もしました。ちなみに、座席の移動は禁じられており、シートベルト着用。よって、座った座席の一ヶ所からの見物になります。
右側がいいか左側がいいかって問題もさほど大きな問題では無いかと。ただし、ルートは皇居を中心に反時計回りに回っているので、皇居を見たい人は左側がイイかも知れません。
前がイイか後がイイかというと、確かに最前列には何故か屋根がついているので突然の雨にも平気と思いますが、折角のオープンバスの楽しみが減るのではないかと。また、2度のJRガード下スレスレくぐりやイチョウの枝下通過のスリルがちょっと減るかも知れません。
オススメの時期は開花の春か紅葉の秋。なにしろオープンカーなので、過ごし易い季節がオススメです。寒かったり雨だったりするとちょっと無理あるかも知れません。
期間限定ではありますが、レインボーブリッジを渡ってお台場へ行く企画もあるようです。
基本的に1時間に一本の運行ですが、平日の場合は一便飛びに休便になる場合があります。発車から到着までは約45分。
説明 | 当サイト管理人がその存在をキャッチしたのは2004年9月。屋根は無く2階建て、2階席のみの収容で丸の内を発車し、東京駅前、皇居前広場を通り皇居をほぼ一周。国会議事堂前から霞ヶ関官庁街を通り、有楽町から銀座通りへ至る。車内では案内放送があり、内容は興味深い。海上や水上の東京観光ならば水上バス。陸上なら二階建てオープンバスと言える。 |
---|---|
営業時間 | 午前9時~午後6時 |
休業日 | 年末年始(12/29~1/1) |
みどころ | 屋根が無く、2階からの高い目線で非日常が楽しめる。丸の内ビジネス街、東京駅、皇居の旧江戸城各種城跡、花や草木、国会議事堂、官庁街、銀座の繁華街をいつもよりも広く高い位置から見物ができる。 |
オススメの楽しみ方 | 進行方向に向かって右側に座るか、左側に座るかと迷ったが、観たいものが右に見えたり左に見えたりで結論的には似たようなものかと。前か後かだが、最前列は屋根があって突然の雨にはイイが折角のオープン車で屋根とはどうかとも思う。車内放送はどこでも聞こえると思います。今回は撮影時に車体も入るように真ん中よりちょっと後辺りをと考えていました。 |
URL・問い合わせ | http://www.skybus.jp スカイバス東京 |
交通 |
|
駐車場 | 丸の内ビジネス街のあるビルの地下に駐車場あり(丸の内park-in)。東京駅前に公共地下駐車場あり。 |
周辺情報 | 一見、ビルや高級ブランド店ばかりに見えるが、ビルの中や地下にはコンビニやファーストフード等の店舗が入っている。 |