鳥越神社 鳥越祭り
北に上野&浅草、東に隅田川、南に浅草橋、西に秋葉原と、下町の東京観光名所に囲まれた地域・鳥越(とりごえ)にある鳥越神社の例大祭。1350年の歴史があり、その起源は白雉2年(651年)と古く、 東国平定の折にこの地に滞在した日本武尊を偲んで、当時の白鳥村民が奉祀したのが始まりとされる。
祭りでは各町神輿が町内を練り歩いた後日、最終日の日曜日には都内最大級と言われる千貫神輿が氏子二十三ヶ町を神幸(しんこう)する。
この祭りの特徴はその開催地理が一つの要因になっていそう。昔は山や丘があったそうですが、江戸時代あたりから池を埋める等に切り出された為、平らになったらしい。よって、ほとんど坂が無く、碁盤目のような町並みの中を本社神輿はクネクネと神幸する。
千貫神輿の宮入りが午後9時という夜の為、宮入道中で提灯を灯すことから鳥越神社の夜祭りとも言われている。神社が面する蔵前橋通りを一時通行止めにしてのクライマックスではたくさんの担ぎ手と見物人が集結する為、それらを整理するために大勢の警察官が動員されるので、物々しくも壮大な風景が展開される。
露天は神社の周辺の路地に多数出店します。本社千貫神輿の宮入り(神社に帰還すること)の際は神社前の蔵前橋通りで一時交通規制が敷かれるが、一般観客の見物は歩道からのみ。よって、歩道は見物人と行き交う人たちで密度が極めて高くなるのと、訳ありなのか、そんな中で複数人の担ぎ手同士で取っ組み合いのケンカが発生したりします。お気をつけください。
とはいえ、見た目はおっかなそうな担ぎ手たちも、基本的には礼儀正しい方々だったりするようです。怖がり過ぎるのも大袈裟です。
鳥越の街
お祭り期間中には、鳥越神社を中心にして周囲の路上にたくさんの露店が出て日本のお祭りらしさを感じられます。本社神輿の宮出し・宮入りは日曜日に開催されるので、お祭りと一緒に日曜日の鳥越の街を散策してみては?
開催日 | 6月9日に近い日曜日 |
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交通 |
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駐車場 | 公共交通機関をオススメします。 |
日程 | 7時から交通規制と神社境内の立ち入り禁止が開始。 |
周辺情報 | 神社前にコンビニあり。当日、店頭販売あり。 |
注意 | 本社千貫神輿の宮入りの際、ケンカ騒ぎがあります。大勢の警察官はいますが、巻き込まれないようにご注意を。 |